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Article妊娠7週で母子手帳がもらえない理由は?必要な条件や流れも解説

未分類 2024.11.21

妊娠7週で母子手帳がもらえない理由は?必要な条件や流れも解説

妊娠7週目に入ったのに、まだ母子手帳をもらえないという状況に不安を感じている妊婦さんもいるでしょう。妊娠7週目で母子手帳がもらえないのは、決して珍しいことではありません。

妊娠を確定するにはまだ不安定だったり、医療機関からの書類が必要だったりなど、さまざまな理由で起こりえます。

この記事では、妊娠7週目で母子手帳がもらえない理由や、もらうために必要な条件、流れを詳しく解説します。妊娠7週目の頃にできることも紹介するので、安心して過ごせるよう、ぜひ参考にしてください。

妊娠7週目で母子手帳がもらえないときに考えられる理由

妊娠7週目は、まだ不安定な時期であり、それにより母子手帳をもらえない場合があります。妊娠初期は流産のリスクが比較的高い時期で、一つの目安として心拍の確認ができてから申請するように、Webサイトなどに明記している自治体もあります。

胎児心拍は早ければ妊娠5週のはじめ、遅くとも6週末には確認できますが、最終月経などが不明な場合は、週数もあいまいであり誤差も生じるでしょう。妊婦さん一人ひとりの状況に応じて、医師がもう少し様子を見てから申請を勧める場合もあります。

また、自治体によっては、申請時に医療機関から発行される妊娠届出書(証明書)が必要な場合もあります。この書類には、出産予定日の記載欄があり、確定したタイミングで発行する医療機関もあるでしょう。

出産予定日は、多くの場合、妊娠8~10週に超音波検査で胎児頭殿長(たいじとうでんちょう:胎児の頭の先からお尻までの長さ)を測定して予測します。そのため、状況によってはまだ妊娠届出書がもらえないこともあります。

医療機関の証明書がいらず、妊婦さん自身が記載する場合もあるため、まずはお住まいの自治体の情報を確認してください。

母子手帳をもらうために必要な条件

母子手帳をもらうためには、病院で確定診断をもらい、必要な書類を用意して自治体に申請する必要があります。ここでは、母子手帳をもらうために必要な条件を解説します。

妊娠の確定診断

妊娠の確定診断は、母子手帳を取得するための必須の条件です。医療機関では、おもに以下の項目で確定していきます。

検査
項目
確認内容
尿検査 陽性反応
血液
検査
hCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)
ホルモン値の上昇
超音波
検査
妊娠4〜5週頃に胎嚢(たいのう)、
6〜7週頃から胎児心拍

調べる時期が早すぎたり、赤ちゃんの心臓が完成する途中だったりすると、はっきりと心拍が確認できない場合もあります。その場合には、医師は約1週間後に再度確認してから、母子手帳を勧めることが多いでしょう。

自治体への申請

母子手帳は、自治体へ妊娠したことを申請して受理されると、発行されます。こども家庭庁による「健やか親子21」では、妊娠11週以内の届出が推奨されています。

申請に必要な書類が、妊娠届出書です。医療機関での発行が求められる場合と、妊婦さん自身が記入する場合があり、お住まいの自治体への確認が必要です。

妊婦さん自身が記入する場合には、以下のような項目に答えます。

  • 妊婦さんの氏名、住所、生年月日、電話番号、職業、身長や体重
  • 分娩予定日
  • 妊娠週数
  • 妊娠順位(第○子)
  • 妊娠診断を受けた医療機関名
  • 医師からの指摘事項(多胎、妊娠高血圧症候群など)
  • 性感染症の検査、結核の検査の受診状況(受けたかどうか)
  • 喫煙の有無や本数(本人および同居者)、飲酒の有無
  • その他、困っていることや心配なこと

あらかじめ、内容をメモしておくと、スムーズに申請できるでしょう。

母子手帳がもらえない妊娠7週でもできること

母子手帳がまだもらえない場合でも、妊婦健診や自宅での体調管理など、自身でできることがあります。ここでは、妊娠7週目でできることを紹介します。

妊婦健診を受ける

妊娠7週目で母子手帳がもらえなくても、妊婦健診は受けられます。初期の妊婦健診では、以下の項目で、赤ちゃんの成長や母体の健康状態を確認します。

健診項目 詳細
子宮がん検診 子宮頸がんの有無
超音波検査 赤ちゃんの心拍や大きさ、位置など
血液検査 血液型や貧血、感染症など
血圧測定 高血圧の兆候
体重測定 体重の増え具合

初診の場合は、妊娠反応検査や培養・クラミジア検査、GBS(B群溶連菌)検査などもおこないます。

母子手帳がまだもらえない場合、妊婦健康診査費用補助券が使えません。そのため、子宮がん検診は、母子手帳をもらったあとにおこないます。

自治体によっては、妊娠確定までの自由診療にかかった費用を助成する制度も用意されています。お住まいの自治体に用意されていないか、確認してみるのがおすすめです。

自宅で体調管理を心がける

母子手帳をまだもらえない場合でも、妊婦健診を受けながら、自宅でできる範囲で体調管理を心がけましょう。妊娠初期は、つわりや眠気などの体調変化が大きい時期です。

たとえば、つわりが強い場合であれば、食べられるときに食べられるものを摂取してください。生ものやアルコールは避けつつ、可能なら葉酸やビタミンD、鉄分をとるのもおすすめです。

妊娠7週目は、疲れやすい時期でもあります。しっかり休息をとれるようリラックスできる環境を整え、日中にも無理せず短い休憩をとるのも一つの方法です。

また、寝る前にはスマートフォンの利用を控えると、夜間の睡眠の質が向上しやすくなります。リラックスして過ごすためには、以下の方法もおすすめです。

  • 深呼吸
  • ヨガやストレッチ
  • 音楽を聴く
  • アロマテラピー

妊娠初期は、心身ともに大きく変化する時期です。焦らずゆっくりと、自分自身のペースで過ごしましょう。

母子手帳をもらう流れ

医療機関で妊娠の確定診断をもらうと「次回までに母子手帳をもらってきてください」と言われます。母子手帳には、妊婦健康診査費用補助券や出生連絡票、新生児期に使う赤ちゃんの各種受診券などが入っています。

申請するタイミングになったら、早めに自治体へ届け出ましょう。ここでは、母子手帳をもらう流れを解説します。

必要書類と申請方法

母子手帳をもらうためには、お住まいの自治体の担当窓口(区役所など)に申請します。自治体によっても細かな部分は異なりますが、妊婦さん本人が申請する場合には、一般的に以下の書類が必要です。

個人番号カードを持っている場合 ・個人番号カード

・妊娠の診断を受けた医療機関の診察券

・妊娠届出書(医療機関で発行された場合)

個人番号が記載された書類を持っている場合 ・個人番号通知カード、個人番号が記載された住民票など

・身元確認書類

・妊娠の診断を受けた医療機関の診察券

・妊娠届出書(医療機関で発行された場合)

個人番号がわかる書類がない場合 ・身元確認書類

・妊娠の診断を受けた医療機関の診察券

・妊娠届出書(医療機関で発行された場合)

身元確認書類は、以下の内容が該当します。

  • 運転免許証
  • 運転経歴証明書
  • 身体障害者手帳
  • 精神障害者保健福祉手帳
  • 療育手帳
  • 在留カードまたは特別永住者証明書
  • 健康保険証
  • 国民年金手帳
  • 戸籍謄本や戸籍抄本など

*健康保険証:2024年12月2日以降、新規の健康保険証の発行は終了。同時点で手元にある有効な保険証は、その時点から最長1年間使用可能(有効期限が2025年12月1日より前に切れる場合はその有効期限まで)

細かい内容は、お住まいの自治体で確認してください。なお、自治体によっては、郵送を受け付けているところもあります。

代理人による申請の可能性

母子手帳は代理人による申請も可能です。その場合には、以下のような書類が必要になります。

  • 委任状
  • 妊婦さんのマイナンバー確認書類
  • 代理人の本人確認書類

委任状は、多くが各自治体のWebサイトに用意されています。あらかじめ印刷して、持参しましょう。

交付までの期間

窓口で申請する場合、母子手帳は当日にもらえます。制度の説明などを受ける場合は30分~1時間ほど、簡単な面談がある場合は20~30分ほどかかることが多いようです。

自治体によっても、交付までにかかる時間は多少異なるでしょう。

また、郵送による交付を利用する場合は、投函後10日~2週間程度かかることがあります。対応は自治体ごとに異なるため、不安な場合は問い合わせてみるのも一つの方法です。

まとめ

母子手帳は妊娠を証明する大切な手帳であると同時に、妊婦健診の補助券や地域の情報などが掲載されているなど、妊娠期から子育て期まで長く役立つものです。

妊娠7週目で母子手帳がもらえない場合でも、焦る必要はありません。母子手帳の交付時期は、自治体や医療機関の方針によって多少異なります。

母子手帳が交付される時期を知りたい場合は、事前に医師に確認してみるのも一つの方法です。

妊娠7週目は体調の変化も感じやすい時期です。これから始まる新しい命との出会いに向け、体調管理に気を配りながら、心穏やかに過ごしてください。

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