Article眠気は妊娠初期症状?眠くなる原因と簡単に取り入れられる対策を解説
未分類 2025.02.05

妊娠初期の強い眠気は、多くの妊婦さんが経験する一般的な症状です。この時期の眠気は、ホルモンバランスの変化や自律神経の乱れがおもな原因とされています。
この記事では、妊娠初期の眠気の特徴から一般的な持続期間、原因、対策まで詳しく解説します。注意点も紹介しますので、適切な眠気対策に役立ててください。
妊娠初期の眠気とは
妊娠初期の眠気は、多くの妊婦さんが経験する一般的な症状です。強い眠気に襲われる、ぼーっとする、頭が働かないなどの症状がみられます。
ただし、眠気の強さは人それぞれです。軽い眠気程度の方もいれば、日常生活に支障が出るほどの強い眠気を感じる方もいます。
ここでは、一般的な妊娠初期における眠気の特徴と時期について解説します。
妊娠初期の眠気の特徴
妊娠初期には「起きたばかりなのに眠い」「一日中眠い」「仕事中に眠くなってしまう」など、強い眠気を感じる方が多くいます。これは、妊娠初期症状の一つといわれています。
睡眠時間を十分にとっていても、ぼーっとしてしまう方もいるでしょう。
眠気はいつから始まりいつまで続くのか
妊娠初期症状が出始めるのは、該当する性行為から数えて約1~2週間後、最終の生理が来た日から計算すると約3~4週間後です。このあたりから眠気を感じる方もいるでしょう。
この症状が落ち着くとされているのは、一般的に胎盤が完成してつわりなども軽くなってくる妊娠15週ごろといわれています。それまでは眠気を感じたら休息をとるなど、無理のない妊娠生活を送ることが大切です。
妊娠初期に眠気が起こる原因
妊娠初期に眠気が起こるおもな原因は、ホルモンバランスの変化と自律神経の乱れといわれています。妊娠を継続するために体の中でさまざまな変化が起こり、その影響で眠気を感じる方もいるでしょう。
それぞれの原因について解説します。
ホルモンバランスの変化
妊娠初期の眠気には、ホルモンバランスの変化が関与しています。特に、プロゲステロン(黄体ホルモン)の分泌量増加が、強い眠気を引き起こす要因となります。
プロゲステロンは女性ホルモンの一種で、妊娠を成立・継続させるホルモンです。そのおもな作用は、以下のとおりです。
- 体温を上昇させる
- 子宮内膜を維持する
- 乳腺を発達させる
- 眠気を誘う
このホルモンは妊娠を維持するために重要な役割を果たしますが、同時に強い眠気をもたらします。
通常の生理前にも同様のホルモンが分泌されますが、妊娠中はその量が格段に多くなります。眠気のほか、むくみや食欲増加、イライラなどの症状も出るでしょう。
自律神経の乱れ
妊娠初期は、女性ホルモンの急激な変化により自律神経が乱れやすい時期です。自律神経の乱れは、以下のような症状を引き起こします。
- 寝つきが悪くなる
- 夜中に何度も目が覚める
- 体温調節が難しくなる
- 精神的に不安定になる
さらに、妊娠初期はつわりによる吐き気や不快感も生じやすく、睡眠が妨げられやすい状況です。夜間の睡眠の質が低下し、強い眠気につながりやすくなります。
妊娠初期の眠気への対策
妊娠初期の眠気は、生活習慣の工夫と環境調整で対応が可能です。具体的には、仮眠をとる、気分転換をする、睡眠の質を上げるなどの方法があげられます。
すぐに実践できる対策を紹介します。
仮眠をとる
妊娠初期における日中の眠気を解消するには、短時間の仮眠がおすすめです。以下のポイントを押さえて、仮眠環境を整えましょう。
ポイント | 詳細 |
時間 | 15~20分程度 |
姿勢 | 完全に横にはならず、リクライニングチェアなどで座った状態 |
時間帯 | 午後3時までを目安にし、夕方以降は避ける |
環境 | うるさすぎず、静かすぎない |
アイマスクや首枕、クッションなどのアイテムを使用するのもおすすめです。寝すぎないよう、アラームを活用する方法もあります。
気分転換をする
妊娠初期の強い眠気を乗り切るには、適度な気分転換が効果的です。以下のような方法を、体調と相談しながら取り入れてみましょう。
- 軽いストレッチをする
- 窓を開けて深呼吸する
- ガムを噛む
- 音楽を聴く
- 好きな本を読む
- 短時間の散歩をする
- 冷水で顔を洗う
散歩など活動で気分転換するときには、無理のない範囲でおこなうことが大切です。
睡眠の質を上げる
夜間に質の良い睡眠をとるために、以下のような工夫が取り入れられます。
- 室温を快適な温度に調整する
- 遮光カーテンで光を遮断する
- 快適な寝具(マタニティ用の枕や抱き枕)を活用する
就寝の1時間前にはスマートフォンの使用を控え、軽いストレッチで体をほぐしたり、腹式呼吸やヨガで心身をリラックスさせたりするのがおすすめです。
また、就寝時の服装は、締め付けの少ないマタニティウェアを選び、綿100%など肌触りの良い寝具を選びましょう。
自分に合った方法を取り入れることが大切です。まずは、色々と試してみてください。
妊娠初期の眠気に関する注意点
妊娠初期の眠気を解消するためのカフェインの過剰摂取には注意が必要です。妊婦さんのカフェインの摂取に関しては、国際的にも注意喚起されています。
国際機関 | 注意喚起 |
世界保健機関(WHO) | 2001年にカフェインの胎児への影響はまだ確定はしていないとしつつも、妊婦さんはコーヒーを1日3~4杯までとするのが望ましいとしている |
英国食品基準庁(FSA) | 2008年に妊婦のカフェイン過剰摂取は出生時に赤ちゃんが低体重となり、将来の健康リスクが高くなる可能性があるとして、妊婦さんの1日当たりのカフェイン摂取量を200mg(マグカップで2杯程度)に制限するのが望ましいとしている |
眠気対策には、カフェイン以外の方法を取り入れましょう。
妊娠初期の眠気についてよくある質問
妊娠初期の眠気に関して、多くの妊婦さんが抱く疑問3つにお答えします。
「妊娠初期に寝てばかりでも大丈夫なのか」「眠気と胎児の性別に関係はあるのか」「日中は眠いのに、夜間眠れなくなることはあるのか」について解説しますので、ぜひ参考にしてください。
妊娠初期に寝てばかりでも大丈夫?
仕事中などでなければ、ずっと寝ていても基本的には問題ありません。妊娠初期はホルモンバランスの変化によって体が疲れやすい時期であるため、眠気を我慢する必要はないでしょう。
眠気は体が休息を必要としているサインと捉え、昼夜逆転しない程度に十分な睡眠をとることをおすすめします。
ただし、長時間の睡眠による体力低下や過度な体重増加、動かないことによる血栓症のリスクには注意が必要です。
血栓症とは、血管内で血液のかたまりができ、血液の流れを止めてしまう病気です。妊娠中は血栓症のリスクが高まりやすく、長時間同じ姿勢でいないよう注意しなければなりません。
防ぐためには、以下のような工夫を取り入れる方法があります。
- 1日の活動時間を確保する
- 軽いストレッチをおこなう
- 短時間の散歩を日課にする
- 家事の合間に短い休憩を入れる
体を動かす際は無理のない範囲でおこなうことが大切です。眠気を感じたら休息を取りつつ、活動と休息のバランスを意識して過ごすようにしましょう。
眠気と胎児の性別に関係はあるの?
「男の子を妊娠すると眠くなりやすい」「女の子だと眠気は控えめ」といった噂を耳にすることがありますが、妊娠初期の眠気の強さと胎児の性別には科学的な関連性はありません。
妊娠初期の眠気のおもな原因は、ホルモンバランスの変化(プロゲステロンの増加)と自律神経の乱れです。眠気は胎児の性別に関係なく、妊婦さんの体調や生活環境によって個人差が生じます。
胎児の性別を知りたい場合は、妊婦健診での超音波検査を待ちましょう。
日中は眠いのに、夜間眠れなくなることはある?
妊娠初期には、日中の強い眠気と夜間の不眠が同時に起こるケースもあります。これはおもにホルモンバランスの影響によるものです。
プロゲステロンの増加により日中の眠気が強まるものの、このホルモンには体温上昇作用もあり、夜間の寝つきを妨げる可能性があります。なかには、寝汗が不快で夜に起きてしまうといった妊婦さんもいます。
対策として、日中の仮眠を短めにする、夜寝る前の行動をリラックスできるものにする、快適な寝具を選ぶなどの方法が効果的です。
まとめ
妊娠初期の眠気は、多くの妊婦さんが経験する一般的な症状です。この眠気は妊娠による体の変化によって引き起こされる自然な反応であり、赤ちゃんの発育に必要な症状ともいえます。
眠気への対処として、まずは十分な休息を取ることが大切です。短時間の仮眠を活用したり、早めの就寝を心がけたりする方法があります。
仕事をしている方は、可能な範囲で休憩時間を確保し、体調管理を優先するとよいでしょう。外の空気を吸う、ストレッチをするなどの気分転換をとりいれるのもおすすめです。
眠気は一時的な症状であり、多くは妊娠が進むにつれて落ち着いていきます。妊娠の報告が可能なら周囲のサポートを受けつつ、ご自身の体調に合わせた対策を実践していってください。